2024年12月12日

面白くなると思うが

 垣根涼介『ワイルド・ソウル(上)』読了。

ワイルド・ソウル(上).jpg

 下巻はまだ図書館で予約中。面白くなる予感しかしないが、棄民された南米移民たちの怒り……国策で、えらいことをやってしまったものだと思う。そりゃ、恨むよ。

 畠中恵『猫君』読了。

猫君.jpg

 読んでみれば面白くないことはないのだけれど、猫好きならころっといくんじゃないの? 的な感じがしてちょっと嫌だ。主人公は猫またなんだからいつまでもみゅーみゅー言っていてはいかんと思うし、なんか鼻につく。

posted by あーる at 09:12| Comment(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月03日

ひたすら怖い

 吉村昭『高熱隧道』読了。

高熱隧道.jpg

 最近仕事で黒部方面に何度か行って、宇奈月温泉のガイドの方のご紹介で知った本。さっそく読んだが、ひたすら怖い。ガイドさんのお話に出てきた、隧道を掘り進める際の高熱や、泡雪崩による宿舎崩壊による犠牲者の話などがリアルに出てきて、ものすごく怖い。今でもこういうトンネル掘りは人力に頼るところが多いのかどうかは知らないが、昔でなければできなかったような恐ろしい工事。

 東野圭吾『分身』読了。

分身.jpg

 少しSF入ったようなミステリだけれども、最近同じようなクローンの出てくる話を読んだばかりなので、なんとなくあまり面白がれず。

 藤沢周平『麦屋町昼下がり』読了。

麦屋町昼下がり.jpg

 安定の面白さ。小太刀の強い奥方の出てくる話がとても面白かったが、いかに達人とはいえ、リーチが違うので、剣客に勝つのはなかなか大変だろうなとは思う。

posted by あーる at 11:04| Comment(3) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月29日

読みやすかったが

 山本一力『いっぽん桜』読了。

いっぽん桜.jpg

 どれも面白かった短編集。特に漁師になる侍の話と、『芒種の朝顔』がよかったかな。

 乃南アサ『水曜日の凱歌』読了。

水曜日の凱歌.jpg

 変わらなければ生きていけない戦後の未亡人と戸惑う娘……これもとても面白かった。テーマ的に難しいかもしれないけれども、映画向き?

 筒井ともみ『食べる女』読了。

食べる女.jpg

 最初にスローフードとスローセックスなどとぶちかましてくるので、朝の電車の中では何となく読みづらい。短編集だが、玉石混交の感あり。

 湊かなえ『境遇』読了。

境遇.jpg

 いつものイヤミス感は若干薄いが、これって、テレビドラマありきの原作だったんだな。松雪泰子とりょうが主役、なるほど。面白いかも。見てないけど。

posted by あーる at 10:07| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする