2024年08月21日

無頼の徒

 垣根涼介『室町無頼(上・下)』読了。

室町無頼(上).jpg
室町無頼(下).jpg

 室町時代ものって、案外書かれていないような気もする(読んでいないだけか?)。この時代に一揆を率いた、あるいは幕府方に行きがかり上雇われた、無頼の徒の意気地が伝わる重厚な作品。こういうのも書いているのか。もっと色々読みたくなる作家。

 ルース・レンデルほか『女を脅した男 (光文社文庫 レ 1-3 英米短編ミステリー名人選集 1)』読了。

女を脅した男.jpg

 若干古めかしくはあるが、それは時代的に仕方がない。いつも忘れているけれども、ルース・レンデルって女の人なんだよな。どの作品も粒ぞろいで面白かったが、翻訳のすばらしさに負う部分もたくさんあるのだと思う、きっと(原作を読んでいないからよくわからないけど)。深町先生、やっぱりすごいな。

posted by あーる at 10:46| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ、「室町無頼」も読まなくちゃ!
垣根涼介さん、面白いですよね。
室町時代はあんまり知らないです~。
ルース・レンデルは硬質な印象ですよね。みっちり書き込んで常識を超えてくる感じ。近年は読んでないですけど。以前発行されていたものは大抵読んだかも‥^^
Posted by sana at 2024年08月24日 00:10
sanaさん
そうなんですよね。室町時代って、あんまり書かれていないかも。ルース・レンデル、実家には母が読んだ古本が山ほどあったのですが、これまあんまりちゃんと読んでなかったかもしれません。
Posted by あーる at 2024年08月25日 10:41
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