主人公はコルト片手の女侠客、軽業師の娘や影の軍団……と、頭の中に大江戸捜査網の音楽が鳴りっぱなし。若干仮面の忍者赤影とかも入っているような……古いタイプの冒険活劇。面白くなくはないけれど、なんかちょっと。
辻真先『夜明け前の殺人』読了。
ああ、タイトルの意味は藤村の夜明け前ね。アニメなどの脚本で名をはせた辻先生だが、90代でご存命だったのですね。ちょっと今読むには少し古かったかな……主人公、やたらもてるし。
津村記久子『サキの忘れ物』読了。
短編集。市井の働く女性の心理がいつもながら面白く書けていて楽しめたが、ゲームブック形式のだけは読み慣れなくて飛ばしてしまいました。表題作、よかったー!
池井戸潤『半沢直樹 アルルカンと道化師』読了。
今回出てきたアートコレクターのモデルはM澤さんだろうか。そんなに悪くは書かれていなかったけれども、銀行って本当にこんな感じ? 悪い人ばっかりいるじゃん。
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まとまった休み、案外たくさん読めないんですよね……私はやはり電車で読む時間が一番長そうです。津村記久子さん、私は割と気に入っています。