2023年01月07日

またためた~

 年末に読み終わったのから、3冊もためてしまった。

 黒川博行『文福茶釜』読了。
文福茶釜.jpg

 いやあ、すごいなあ古美術の世界。いったいホンモノなんてあるのかしら。動くお金が大きいだけになあ……審美眼とか作品・作家への愛とか、そういう甘いこと言ってたら騙されるんだなあ。今更ながらすごい、面白い。

 荻原浩『それでも空は青い』読了。
それでも空は青い.jpg


 短編集。長編とはまた違った顔があって面白かった。泣けるのもあり、ちょっとホラーがかったのもあり。どれも面白かった。

 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『パープル・ハイビスカス』読了。

パープル・ハイビスカス.jpg

 とても面白いいい小説だったが、この作家の名前は覚える自信がない。ナイジェリア出身作家。最初は全く違う文化と、何故か時々現地語(イボ語?)をカタカナで入れてくるセリフの翻訳に戸惑うが、ぜんぜん知らないアフリカの国でも人々が暮らし、成長し、悩み、傷ついていることが沁みてくる。ノーベル賞候補かも? もっとわかりづらいかと思ったけど、ラテンアメリカのマジックリアリズムみたいなものよりはよほどわかりやすい。

posted by あーる at 09:17| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三作品ともとても面白そう!早速、予約入れます。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2023年01月07日 19:59
溺愛猫的女人さん
どれも面白かったです。パープル・ハイビスカスは予約を入れてからけっこう待ちました。
Posted by あーる at 2023年01月08日 08:35
分福茶釜とは違うのですね(゚ω゚)
きのう、茂林寺の近くを通ったのですが^^;Aアセアセ
Posted by kontenten at 2023年01月11日 13:39
kontentenさん
茂林寺、私も行ったことがありますが、狸がいっぱいいて面白いですよね。福を分けてくれる茶釜ではないのでした。
Posted by あーる at 2023年01月13日 08:23
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