2022年05月28日

一気の四冊

 なんか出張やなんかで図書館の返却期限が迫ってしまって、一気読み。

 神津凛子『スイート・マイホーム』読了。

スイート・マイホーム.jpg

 キャリアの浅い作家さんとは思えないスピード感と怖さ! イヤミスという言葉しか知らなかったが、こういうのは「オゾミス」というらしい。怖い、怖い。一戸建て、怖いなあ。

 西條加奈『世直し小町りんりん』読了。

世直し小町りんりん.jpg

 よくできた痛快2時間時代劇ドラマを見たような感じ。江戸のちまっとした市井モノかと思ったら話のスケールはかなり大きい。この作家さんはやはりリピかと思う。

 ヨシタケシンスケ『思わず考えちゃう』読了。

思わず考えちゃう.jpg

 独特の発想の原点が書かれているようにも思うけれど、共感できる部分も多くて、なんだか作家が身近に思えた。これまでやってきたことには一つの無駄もない、というのがよかったなあ。

 三羽省吾『共犯者』読了。

共犯者.jpg

 非常に丁寧に書かれたミステリだと思うけれども、結局のところ血筋よりも育ちといいたいのか、それとも心の傷はなかなか上書きできないということなのか、よくわからなくなった。 

posted by あーる at 22:32| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
西條加奈『世直し小町りんりん』、予約しました。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2022年05月29日 12:34
溺愛猫的女人さん
西條加奈さん、恐らく初読みですが、爽快感があって気に入りました。
Posted by あーる at 2022年05月30日 12:17
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