2022年05月16日

勇敢だけれども

 アリス・M・コーツ (著), 遠山茂樹 (翻訳)『プラントハンター東洋を駆ける』読了。

プラントハンター東洋を駆ける.jpg

 溺愛猫的女人さんのおススメで読んだ。面白かった。が、どうしてここまで植物を狩ったのかなあ。これは博物学的欲望なのか、それとも園芸植物を欧米に売って儲けるためなのか……ここまで命を賭ける理由がちょっとわからない。流行かな。もちろんそれぞれに違う理由はあろうけれども、これも西洋的な自然征服の一つのやり方なのかなあ、と。ふるさとから引っぺがされてうすら寒い国に連れていかれて、枯れた植物も哀れではある。

posted by あーる at 22:18| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本や中国は宝の山だったのでしょうね。使命感と欲望とどちらにしろ命を懸けてまで?と私も思いました。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2022年05月18日 13:08
溺愛猫的女人さん
この翻訳の方が私の大学の先生かと思ってびっくりしましたが、調べたら同姓同名の学者の方がけっこうたくさんいて……もちろん母校の日本史の教授ではありませんでした。プラントハンターも宣教師張りに命はってますね。
Posted by あーる at 2022年05月18日 18:18
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