2022年02月23日

民俗学、社会学からのホラー小説

 高田大介『まほり』読了。

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 民俗学からの……これはもう立派なホラー小説だと思う。大長編で、社会学も民俗学もやったことがないのにどんどん専門用語や古文書を並べられて、読みづらいかと思ったら全然そんなことはなく、むしろこういうのも勉強しとけばよかったかなあと思ってしまうほど。読み応えもあったし、ラストもまた背筋が凍り付いた。夜一人で読んでいるとちょっと怖いくらい。

 笹生陽子『ぼくらのサイテーの夏』読了。
ぼくらのサイテーの夏.jpg

 児童文学で、さらりと読めると思うが、今どきの子供たちの家庭の事情だったり、いろいろ詰まっていて考えさせられたし、読み物としても楽しめた。ただ、今はこんな罰受けさせたら大問題になりそうだけれども。

posted by あーる at 20:35| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まほり、うわぁー面白そう!!!でもめちゃ怖いんですよね( ̄▽ ̄;)
Posted by 溺愛猫的女人 at 2022年02月24日 12:55
溺愛猫的女人さん
少なくとも私は、すごく怖かったです。でも、同時にどんどん読める面白さでした。
Posted by あーる at 2022年02月24日 13:09
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