2021年09月28日

文楽って

 大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』読了。

渦.jpg

 文楽なんて、高校の時に強制的に見せられたきり。難波の「情」の世界は女子高生には早すぎて、なんだかストーリーがちっともわからず。ただ、人形の動きが段々と人間に見えてくるのには恐れ入った。操浄瑠璃(=文楽)と歌舞伎の戯作者に分かれた男たち。この時代からすでに歌舞伎に押されていたのかなあ。重厚な物語だったが、やっぱりまた文楽見たいかって言われると、ちょっとなあ。

posted by あーる at 23:15| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文楽は高校の時に見せられて途中から寝てしまった記憶が・・・本は面白そうですね。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2021年09月29日 12:24
溺愛猫的女人さん
同様ですね。あのテンポで女子高生が寝ないわけがない。小説では、京や大阪の当時の娯楽として歌舞伎と争っていた文楽の様子が良くわかります。
Posted by あーる at 2021年09月30日 08:09
文楽、出し物によっては面白いですよ。
地方巡業で近くに来た時に見ました。
ロビーでお人形さんが挨拶してくれるのですが、最初は操っている男性とこちらも挨拶かわしますが、お人形に目を転じるとそのしぐさでお人形とのやり取りになり、完全に遣い手さんのことは忘れます^m^
Posted by sana at 2021年10月01日 01:28
sanaさん
高校の時に見せられたのは「心中天網島」で、傑作中の傑作なのですが、今の年齢で見たら面白いかなあ。人形の生き生きとした動きや表情だけは、びっくりしたのでよく覚えています。
Posted by あーる at 2021年10月01日 09:44
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