2021年07月19日

女傑たち

 葉室麟『蝶のゆくへ』読了。

51hPUca0D-S.jpg

 大長編だが一気に読める面白さ。宮城学院等も出てきて親しみを持てたが、それにしてもこのころの女学生というのは、本当に特権階級なんだなあ、と実感。きっぱりと新しい時代に向かっていこうとする女子たちに比べ、男はことさらに(?)だらしなく書かれている。かっこいいのは爺になった勝海舟くらいかな。

 朝井まかて『グッドバイ』読了。

51A-lRL-WPL._SY346_.jpg

『ニュクスの角灯』の影響で最近大浦慶ものを何冊か読んでいるが、なんかこう、とらえどころがない人物と思ってしまうのは、やはり漫画の絵の影響なのか。信じた人の裏切りが一番心身にこたえるものだよなあ。また長崎に行ってみたくなる。
 
posted by あーる at 08:50| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおー宮城学院が!?読んでみます。知りませんでした。
Posted by 溺愛猫的女人 at 2021年07月22日 11:55
溺愛猫的女人さん
宮城学院はアメリカ風の教育で、それに飽き足らず上京するというような話でした。面白いかったです。
Posted by あーる at 2021年07月22日 14:42
コメントを書く
コチラをクリックしてください