キリスト教を教理とした異質の宗教集団、太平天国だが、白蓮教や天地会、三合会等と末路的にはあまり違わないのかも。結局この世の楽園を作るのは無理だったようだ。面白かった。
栗原康『村に火をつけ、白痴になれ――伊藤野枝伝』読了。
この文体は、確かに好き嫌いが分かれると思う。うげっとなって読み進められない人もいるだろう。が、わがままに激しく太く短く生きた伊藤野枝の一生を描いたのであれば、これもいいかもしれない。アナーキストというよりは、ジェンダーと闘った人、のイメージが強くなった。結局、これほどみんなが論じても、何も根本からは解決されていない問題はまだまだ山積み。
響介『猫を飼うのをすすめない11の理由』読了。
完全に生活を猫たちに乗っ取られた作曲家さんの本。まあ読むほどでもないけど、彼がSNSに載せたIKEAの猫ベッドを並べた合宿感ハンパない画像を見れば、許せるというか……猫部屋を作るのに家建てちゃうんだもんなあ。余計なお世話だけど、嫁は来るのかなあ。
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ああ・・猫さまに洗脳されてますね( ̄▽ ̄;)
この人、猫のための音楽の作曲までやってます。洗脳というか、憑りつかれているというか……人生の8割を奪われるのというのも、猫飼いをすすめない理由の一つのようですよ。