2020年07月20日

これは……やばい……

 高嶋哲夫『首都感染』読了。

首都感染.jpg

 小松左京先生が読み返される昨今の状況だが、それ以上にこの作品は、あまりにもはまりすぎていて、こわい。まあ実際、日本の政治家の動きの遅さは小説以上のような気がするし。これが書かれたときは、SARSやら鳥インフルエンザやらいろいろ出てきたけれど、こんな恐ろしいことになるとまでは思わなかったんだろうになあ。書いた作家が一番驚いているかも。だが、今回の政府の動きを見ていると、こんな小説の中の古都みたいなことができるのは中国だけかなあ。希望を持たせた終わり方でよかった。

posted by あーる at 23:08| Comment(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あぁ、これ、今回の事態を予測したかのような内容だとか騒がれた本ですね。
Posted by ChatBleu at 2020年07月22日 09:42
へーー。思わず図書館に予約いれました!
Posted by あーちゃ at 2020年07月22日 16:15
うっ、リアル過ぎて怖いかも(^^;
Posted by 溺愛猫的女人 at 2020年07月22日 17:41
ChatBleuさん
最後はまずまずハッピーエンド(ネタバレだな)ですが、まあ、怖い怖い。でも、なかなか本に出てくるような強硬手段はとれていないのが現実です。

あーちゃさん
今人気なので、私もかなり待ちました。次の人が待っているから、早く返さなくちゃ、です。

溺愛猫的女人さん
新型コロナウイルスとこの本で扱われている強毒性のインフルエンザは違うのですが、パンデミックに至ってしまうと、同じですね。怖いです。
Posted by あーる at 2020年07月23日 09:10
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