面白くないことはないけれど、どうもファンタジーならではのご都合主義とミステリの要素が相まって、ちょっとだけ、なんだかなあ、って感じになっている。猫はかわいいが。
雁部 那由多 (著), 津田 穂乃果 (著), 相澤 朱音 (著), 佐藤 敏郎 (監修)『16歳の語り部』読了。
子供は子供であの日のことをため込んで、大人に安易に話ができるわけではないのだな。通勤電車の中、マスクの影で泣いて困った。日本に住んでいる限り(?)いつどこで災厄に遭うかわからないのだから、誰しも「未災者」であり、自分たちが経験を語ることによってその人たちを少しでも助けられたら、という子供たちの思いは、大変に尊いものだと思う。
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監修をしているのは、私の中高の同級生の旦那さんです。是非。