実際に起こった悲惨な事件をもとに描かれた小説。フランス人なんて、もっと人生を楽しんでいるイメージがあったのに……日本よりきついかもなあ、これ。
伊藤計劃『虐殺器官』読了。
天才、だったんだろうなあ……34歳で癌で亡くなった伊藤計劃の、世界に認められたSF小説。今読んでも何ら古くないし(実際、この間亡くなったばかりの人だし)、何より面白かった。それにしても、若いのにこの博学!(SF小説家なら当たり前?)この大作を病床で10日で書き上げたということも含め、本当に惜しい作家を失ったものだと思った。
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夭折したのが惜しまれる、不世出のSF作家だと思いました。私もよく知りませんでしたが、読んでみてびっくり。