面白い! カラスってよく見るけど、じっくり観察したことはないし、種類の名前は知っていても、ハシブトとハシボソの細かな違いなんて考えたこともなくて……本当は、こういう勉強がしたかったのかなあ、自分。それにして、この手の動物関係のマニアック本は、京大卒の独壇場だな。
佐伯一麦『震災と言葉』読了。
仙台在住の作家さん。叔父と出身校が同じ。仙台文学館の常設展で見なければ、名前も知らなかったような人で、実際、小説は読んだことがない。薄いブックレットだが、内容は濃かったような……「災害(戦争も含め)」を経験した人たちが、それを「文学」なりなんなり言葉として残すことができるようになるには、ある程度時間がかかる、という意見に賛成。面白かった。
村上春樹著・安西水丸イラスト『夜のくもざる』読了。
J・プレスに連載されたものというが、こういうので一冊の本を出してしまうのって、やっぱりちょっとバブルな感じがする。静物イラストはかわいらしいし、話もちょっとひねってあって面白いことは面白いが。
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『野生行動学入門』・・・モデルは、カナ姉さんです(^o^)
おお、身近に動物行動学を学んでいらっしゃる方が! 特に「野生」で、カナ姉さんですか。どんなお写真だったのかしら。