2017年06月17日

またためちゃった

 酒井順子『駆け込み、セーフ?』読了。

駆け込み、セーフ?.jpg

 なるほど、この駆け込みは40歳前の駆け込み結婚という意味なのね。うーん、最初はずいぶん早く結婚しちゃったから、こういう焦燥はなかったなあ。でも、同じ職場で50を目前に駆け込んだ女性もいるから、やっぱり大台というのは何らかの意味を持つんだろうなあ。さらさらと楽しく読みました。

 白石一文『心に龍をちりばめて』読了。

心に龍をちりばめて.jpg
 
 よくできたエンタテインメント小説。キャラクターが割と極端な性格で、よくも悪くもきっぱりしている。最後にちょっと余韻を残したけれど、さほど心には残らないかも。読んでる間は面白かったので、まあいいと思う。

 エリザベス・ギルバート『巡礼者たち』読了。

巡礼者たち.jpg

 アメリカらしい小説(?)の短編集。一つ一つ爽快感があって、とても面白かった。特に最初の19歳のカウガールが出て来るのがよかった。しかしまあ、これに出て来るような人たちが、選挙の時はトランプ支持層に回ったんだろうなあとは思う。しょうがないけど。

 吉川トリコ『夢見るころはすぎない』読了。

夢見るころはすぎない.jpg

 田舎の女子高生の悲哀がノスタルジーを持って伝わってくる。文化祭の打ち上げでチューハイ飲んだりはしてないけど。こうして見ると、ディテールは変わっても、ティーンエイジャーの考えることなんて昔から変わらないのかも。いじめも無視も出て来るけれども、なんか明るくていい。

posted by あーる at 10:55| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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