隆慶一郎、宇江佐真理(惜しい方を……)、藤沢周平など、豪華な布陣による吉原小説オムニバス。どれもこれも面白く、いずれ劣らぬ出来栄え。遊郭を描いているけれど、その中に恋愛もあれば女の意地もあって……大当たりでした。
渡辺淳一『阿寒に果つ』読了。
初期の小説。古いといえば古いけれど……天才的でコケティッシュな美少女に男たちが振り回されるという構図は今も昔も変わらない。女からすれば、神秘の美少女の化けの皮がだんだんとはがれていくのは、ちょっと意地悪な気持ちで面白いかも。
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宇江佐真理さんの連載「うめ婆行状記(ばあぎょうじょうき)」が1月12日から朝日新聞で始まります。病床でずっと描かれていたとか、本当に残念でなりません。
書きためたものが新聞小説になるのですね。まだまだたくさんいい作品を書いてほしかったなあ。