10年かけて書き上げたという長編。確かに大作で、主人公の成長に合わせ大河小説見たくなっているが、ミステリとしての面白みはあまりなかった。何となく結末も見えちゃったりして。決して楽しめなかったわけではないし、一気読みしたけど。
今村翔吾『てらこや青義堂』読了。
痛快時代劇。これはドラマ化するかな。今の子役たちなら達者だからできるような気がする。ちょっとこの人は注目かも。
穂高明『ダブル・ダブルスター』読了。
これ書いた人、もしかして二女出身かな。M教はかなりなめられている。まあしょうがないけど。面白いけれども、こんなにひどい姑と夫っているのかなあ。ひどすぎて現実味がない。案外いるのかもしれないけど。
たなかひかる『しりながおばけ』読了。
『猫いる!』ほどのインパクトはないが、こういうお化けがいたらなかなか便利ではあると思う。なんかこの絵は好きだなあ。
道尾秀介『雷神』読了。
やっぱりこういうミステリのほうがよい。偶然と故意のバランスの良さが、嘘くさくならない秘密なのかと思う。新潟について、けっこう知っている知識も出てきた。
加藤千恵、椰月美智子、山内マリコ、あさのあつこ、 LiLy & 3 その他『ラブソングに飽きたら』読了。
たまにこういう短編のオムニバスを読みたくなる。これは粒ぞろい。最後のだけはあまりよくわからなかったけど。吉川トリコさんのだけは、前に読んだことがあった。
浜田 一男 愛媛県立とべ動物園 今西 乃子『命のものさし』読了。
小学生の時にこれを読んでいたら、かなりガツンと来て泣き崩れたかもしれない。かかりつけの獣医さんのおすすめ本。獣医になっても、生き物を生かす仕事だけではない。食べられる命、捨てられる命、高額で取引される命等、答えの出ない問いがたくさんあった。