とても面白かった。そろそろ御隠居で趣味の絵なんか描いて暮らそうかしら、と思っていたところに息子に先立たれ、様々な陰謀に巻き込まれ、老いらくの恋もあり、と、たいへんだなーと思う反面ちょっと元気が出るというか。ただ、昔肩を並べて剣を競った友垣の変貌にはちょっと悲しくなったが。いいね、これ。
たなかひかる『ねこいる!』読了。
絵柄もいいし、面白い。突き抜けていて、これは好き。なるほど、お笑い芸人で『サラリーマン山崎シゲル』の人、ね。才能を感じました。
くさかみなこ ・ 北村裕花『ねこのおふろや』読了。
こんな漫画もあったな、と思い出すが、これも面白かった。猫の表情がどれもかわいいだけではなくて、味がある。お風呂、嫌いだろうけどね、本当は。
平松洋子『肉とすっぽん』読了。
猛烈に肉が食べたくなるが、食べる=命をもらうことというのが非常に重く感じられる。山クジラも海クジラも、鹿もイノシシも、馬も羊も牛も、よく取材をされている。amazonの書評でジビエのところでなんか文句着けていた人がいたけれども、何に怒っているのかよくわからなかった。確かに表現は時折妙に大仰なところはあるけれども。