2021年06月30日

もういいと思ったんですよー トーホグ鉄印×3旅 その2

 さて、あこがれの新むつ旅館[家]に泊まった翌朝は、早起きして陸奥湊方面に歩き[くつ]ました。
 前の晩はぐっすり寝て5時頃[時計]に起き、ひんやりとした街を歩きます。宿[家]を出るとき、玄関の扉が閉まっていて、どうやって開けたらいいかと周りを見ていたら、「しんばり棒」がかってありました。そうか、このぶっとい角材をどかせばいいんだな……。
 街の気温は、Tシャツの上にパーカーをひっかけてちょうどいいくらい。道行く人影はありませんが、カモメの鳴き声だけが響き渡っています。

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朝見ても、やっぱりすごい建物だなあ、新むつ旅館

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橋を渡って陸奥湊方面へ

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土曜日なので、舘鼻岸壁の大きな市場はやっていないのですが、陸奥湊駅前ではちょぼちょぼやっている

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前に行った公設市場は建て替え中ですが


 前に来た時には市場内で買ったものを食べられる席があったのですが、コロナのせいなのか、それとも公設市場が工事中だからなのか、そういうイートインみたいな場所はありませんでした。有名な食堂が開くにはまだ1時間近く間があるということで……ぶらぶらとお散歩[くつ]です。

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本当は海がきれいに見えるのかもしれない公園ですが、「やませ」で見えない[もうやだ~(悲しい顔)]

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途中にあった店の張り紙。日本刀を研ぐ相場って、こんなもんなんだ……[目]

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駅前にあった元旅館らしい建物の屋根では

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カモメがけっこう大きなお魚の切り身をいただいていました


 6時開店の「みなと食堂」に行くと、すでに人が並んでいる。慌てて並んで8番目。開店して最初に入れる人数のギリギリでしたが……

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へへへへ、ヒラメとエンガワの漬け丼(1350円)です[わーい(嬉しい顔)]。くっはー! うめえー[手(チョキ)]

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途中お店側の要請で席を移動したら、「お礼」って、ホタテ一個もらった![手(チョキ)]


 早起きした甲斐があったね、こりゃ[わーい(嬉しい顔)]。もう10歳も若かったら、単品でほかにもいくつか付けちゃったかも。くふふふふふ。[るんるん]

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店を出たら、こんな長蛇の列ですもん

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いいにゃあ([猫]
でしょ?[パスワード]


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7時台にチェックアウトして、再び八戸線に乗って、久慈に向かいます


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久々の久慈。相変わらず駅前デパートはつぶれていますが

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三鉄、あとで乗るからね

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建物の撮影は忘れましたが、駅前に久慈市情報交流センターYOMUNOSUというのができていました。あまちゃん展示

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このかわいいイラスト群は

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こんな人が描いているのか

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この街はいまだあまちゃんにかなり寄りかかっている……いいんだけど

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こんな見事な[ぴかぴか(新しい)]山車の出るお祭りもあるみたいなんですけどねえ

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こ、これはなまっているのが?


 時間的に早すぎて(10時台[時計])、うに丼を買うには至らず、おとなしくお茶[喫茶店]なんか持って三陸鉄道に乗ります。

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パンチ、懐かしいな

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ただ、きれいな海も「やませ」でよく見えなかった……残念!


 ゆったり走って[電車]、宮古で降りました。

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ここで二つ目の鉄印をゲット!


 まだ続きます。

posted by あーる at 12:51| Comment(8) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

案外と、ねえ

 六角精児『三角でも 四角でもなく 六角精児』読了。

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 テレビドラマの「相棒」やら「飲み鉄」番組やらでおなじみの作者。主にギャンブルが原因の多額の借金で4回の離婚結婚を繰り返している割には、案外小心者な感じがエッセイからは読める。鉄ネタには激しく同意。巻末の芥川賞作家西村賢太との対談がまた面白かった。なるほど、あの映画には作者は全然納得していないわけですね。でも、それに出たかったという六角さんがまた面白い。6歳くらい歳の違う二人だが、見た目とか相性とかすごくよさそう。

 山内健司『寝苦しい夜の猫』読了。

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 猫好きで知られる「かまいたち」のネタ書いているほうの人。タモリ倶楽部のエロ小説読みで、賢そうだなと思っていたら、国立の教育大を出ていらっしゃる。司書教諭資格も取っていて、なんかうらやましい。が、エッセイを読む限り、自意識が高いわりに、怠け者なんだか真面目なんだかよくわからない。写真が出ている猫たちはみな巨大でかわいい(メインクーン、ラガマフィン等)が、惜しむらくはみなペットショップ出身。でも、こういう子たちも売れ残ったらもっとかわいそうなことになるので、買ってくれる人も必要だな。
 
posted by あーる at 09:23| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月28日

もういいと思ったんですよー トーホグ鉄印×3旅 その1

 緊急事態宣言が明けたとはいえ、まだまん延防止は抜けず、しかも首都圏の感染者も増えて[右斜め上]きちゃっているという状態[がく~(落胆した顔)]……なんですが、甘い見通して旅を計画してしまったのでした……ま、1回目のワクチンも打った[どんっ(衝撃)]ので、用心しいしい出かけてみることに[新幹線]……金曜日に休暇を取って、はやぶさ7号で一気に[ダッシュ(走り出すさま)]新函館北斗まで。

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ここからは函館ライナー[電車]に乗って

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五稜郭駅到着


 駅名とは違って、ここから五稜郭にたどり着こうとすればけっこう遠い……むしろ函館から別の線[電車]に乗って五稜郭公園前駅で降りたほうがずっと近いのですが、ここに来た目的は五稜郭の見学ではありません。前回はタワーに上った[右斜め上]し。
 ちょうどお昼時[レストラン]の到着なので、駅からちょいと歩いて[くつ]昼食をとることにしました。

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普段ならまず入らない店[家]構えですが……

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人気NO.1のチャイニーズチキンバーガーセット

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確かにうまい、が、でかい!!

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ミートソースのかかったラッピポテトも多い!


 何年のだか知りませんが、全国ご当地バーガーNo.[1]に輝いた[ぴかぴか(新しい)]という函館ラッキーピエロの一番人気のバーガーとポテトのセット。確かに美味しい、が、ちょっともう、若くないんだなあ、自分。胸焼けしてしまった。[もうやだ~(悲しい顔)]

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ごめん[あせあせ(飛び散る汗)]、ガラナとリボンナポリンは飲めない……[がく~(落胆した顔)]

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五稜郭駅からまた電車に乗るのですが

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フリー切符を買って

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まずは道南いさりび鉄道の鉄印ゲットです!

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いさ鉄の窓にはこんな文字

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あれかな、函館山。いいお天気[晴れ]です


 今回、久々のチャンス[るんるん]だったので大人の休日倶楽部パスは東北北海道で5日間使えるやつを買いました。いつもの東北だけ4日間よりは1万円ほど高いのですが、それでも今回の道のりを考えると、3万[有料]くらいお得になるのです。
 とはいえ、北海道はこうしてちょいと函館をかすめただけ。

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すぐにまた木古内から本州行の新幹線[新幹線]に乗りました

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八戸から八戸線[電車]に乗り換え。小中野という小さな駅で降りました


 駅の周りは何でもない、新興住宅街という感じのこぎれいな[ぴかぴか(新しい)]家々[家]が立ち並んでいるのですが、そこから10分[時計]ほど訪ね歩いて[くつ]いくと……

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忽然と現れるこの建物!

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かねてから泊まりたくてしょうがなかった新むつ旅館です

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この建物、元は

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遊郭でした。お客様の風体と「相方」が記録されています

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暗くてちょっとぶれた[もうやだ~(悲しい顔)]

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え? こんな広いお部屋に一人でいいの??[目]

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床の間に八戸「えんぶり」の紙人形

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なんか舞台のような……

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先々代? がのお嫁取りに使ったという角樽


 この旅館、マニアの間ではけっこう有名だと思うのですが、楽天トラベルやじゃらんには入ってなくて、電話[電話]でおかあさんがつかまらないと予約できません。予約しても、「2~3日前にもう一回電話[電話]してくれる? 忘れちゃうから」というハードルの高さ! この日は私を含め泊り客は3人だったのですが、実際、1人忘れられていた人がいました。何とかなったようですが。[わーい(嬉しい顔)]
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とはいえ水回りはきれい[ぴかぴか(新しい)]に直してあるし

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一度は土台を直し

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模型も作られているようです

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お夕飯は家庭料理ですが、すごい量! で、美味しい!!


 ここに並んでいるだけで、焼き魚、煮魚、お刺身、ホヤのシソ入り酢の物、漬物、お肉と糸こんにゃくの炒め物、デザートのサクランボがありますが、実際にはこれにイカの酢味噌和え(煮たやつ)、豚肉の焼いたやつの野菜添え、ご飯、蜆の味噌汁が出ました。調子に乗ってビールを頼んで、腹いっぱいになって持て余す始末……これで一泊7700円なのです……おかあさん、ありがとう。

 写真を撮り損ねました[カメラ]が、この宿、豊悦と真木蔵人のコンビの「傷だらけの天使」のロケ[映画]に使われたことがあるらしく、貴重な(?)台本や記事の切り抜きを集めたアルバムがかなり無造作に部屋に置いてありました。ドラマ、見なかったけど……私がこの宿を知ったきっかけは、愛読書[本]の『日本ボロ宿紀行』でしたが。あるかなあ、ビデオ。

 なんだかんだでけっこう電車[新幹線][電車]に乗ったし、移動距離も長かったせいか、ぐったりです。おなかもパンパンになったので、明治大正期の遊女の霊に会うこともなく(別にそんな噂もないけど)、早い時間からぐうぐう[眠い(睡眠)]寝てしまいました。

 続きます。

posted by あーる at 23:14| Comment(10) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする